はるの趣味日記

野鳥撮影系大学生の雑記ブログ

野鳥写真を撮り始めたばかりの野鳥撮影初心者が中級者になるための考え方

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 野鳥撮影始めてから3年目になるはるです。3年目っていうかほぼ3年。そろそろ4年目に突入しますし、野鳥写真で写真展もしました。いい加減中級者を名乗ってもいいでしょう。

 

そんな僕ですが野鳥撮影を続けるうちに写真の設定や手法に関して得たものがかなりあると思っています。

 

最初のころは本当になにもなかったんだなーと実感していますが、今回はそのころと比べて考えが変わったと思えるところを書き出して解説してみようと思います。自分の初心者の頃と中級者の頃の比較って感じで。

 

もちろん普通の写真撮影の上達にも役立つ内容やヒントがあったりもすると思うので、野鳥撮影をしないけど写真は撮るよって人にも参考にしてもらえれば幸いです。

 

ちなみに野鳥撮影の方法、デジスコとかいろいろありますけどデジタル一眼レフと超望遠レンズでの撮影を前提とした話をします。僕が一眼レフでしか野鳥撮影やってないので。

絞り開放が正義ではないと知る

始めのころはそう思っていました。開放でとれば明るくなるし背景もボケるしいいことばっかりじゃん、と。

 

でもそんなことはありません。まず超望遠レンズなので絞りを開けなくてもそこそこボケますし。しかもこの設定には問題があります。

 

望遠レンズは被写界深度が浅くなりがちなので少しでもピントを外せばそれだけで失敗写真になってしまう。絞っていれば許容範囲にもなりますが解放だとそのあたりほんとにシビアですね。

 

それに鳥が奥行きのある方向にとまった場合は例えば背中にピントを合わせれば顔にピントが合わない、顔にピントを合わせれば背中にピントが合わないなんてことにもなるのです。

 

ピントを合わせるべき面をきっちり見極めてそれに合わせてしっかりと絞りの値を合わせるべきだなと最近は思います。

 

ちなみにこの考えは明るい高級単焦点を使っている人が特にはまりがちな考えなのでより注意が必要です。大砲とかは超望遠レンズな上に開放F値が2.8とか4とかありますからね。明るいレンズを開放で使うということはそれだけピント面も薄いってことを理解して使わなくてはダメなわけです。

解像度第一思考を捨てる

確かに解像度はあるに越したことはないでしょう。しかし解像度が高い超望遠レンズってほとんどが重量級のいわゆる大砲と言われるレンズ。

 

重たい機材はその分だけ手ぶれしやすくなることを忘れてはいけません。超望遠の焦点距離と重量を扱うわけですからブレを減らす工夫が必要です。それなしで大砲を扱うのは自殺行為なんじゃないでしょうか。

 

もちろんその重量をしっかりと扱いきれるなら解像度の高いレンズを使うのは間違ってはいません。

 

とにかく手ぶれをすれば素晴らしい解像度も台無しだということを忘れてはいけません。

 

廉価超望遠ズームの写真(手ぶれなし)>>高級超望遠レンズの写真(手ぶれあり)だということを忘れてはいけません。

本当に必要なのは野鳥の知識であることを忘れてはいけない

機材をうまく扱えるようになったからと言って被写体となる野鳥の習性を知っていなければ良い写真を撮影することはできません。どんな場所に出てきやすいからどういう背景と絡めて撮影するなど工夫と知識が必要です。

 

それに狙った鳥を撮影したければ生息地だったり見やすいフィールドだったり、フィールドで識別できる知識などが必要になります。周りよりも綺麗な野鳥写真を撮影する人はみんな野鳥に関する知識も凄いですから。

 

野鳥を撮影する前にバードウォッチングで知識や探鳥能力を磨くのも手だと思いますよ。

超望遠レンズの特徴を生かす撮影を心がける

望遠レンズは通常のレンズよりも背景として切り取る部分が少ないレンズです。特に600mmクラスの超望遠レンズにもなればその効果はかなり大きなものになります。

 

圧縮効果ってやつですね。これをうまく使えば開放で撮影して背景をボヤボヤにしなくても背景をきれいに設定することができるのです。もっと上達すれば自分で切り取る背景を選びながら野鳥撮影も可能になります。

 

例えばこんな感じで。

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 背景意識しないとこんな感じに雑多になります。

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野鳥を撮影するアングルを考え直す

写真はアングルを変えると一気に見え方が変わってきます。これは風景写真でも人物写真でもどの写真撮影のジャンルであっても同じことが言えます。

 

ですが野鳥撮影をしている人を見ると三脚に固定したまま同じ高さから鳥を撮影している人がとても目立ちます。

 

これは珍鳥が来ていて定点で出てくるまで待つ環境でも離島のように移動しながら鳥を探す環境でも同じです。

 

自分より上にいる鳥はどうしようもありませんが、地面にいる鳥はローアングルで撮影することで一気に魅力的な写真に変わります。これをやらない手はありません。

 

そして面白いのは風景写真などの別のジャンルの写真を撮るような人でさえ、アングルを変えて撮るという人があまり多くないことです。

 

もちろん野鳥撮影の機材は大きくて重いので自分の体勢を変えて撮影するのは負担になるかもしれません。

 

ですがいつも同じような写真ばかりになっている人は絶対に試す価値ありの方法です。

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野鳥に不用意にカメラを向ける

飛びます。野鳥はこちらを気にしていないようでしっかりと見ていますから。不審な動きをすればすぐに逃げられてしまいます。

 

撮影するときは一瞬で撮影するつもりで行きましょう。写真を撮ろうとすれば逃げるのは当たり前、逃げなきゃラッキーくらいの心積もりで。

写真を撮るために鳥を追わない、車外に出ない

追えば鳥は今の距離以上に逃げます。やめておきましょう。鳥によってはじっとしていれば近くまで来るのもいるのでじっとして待ちましょう。できれば低い姿勢で。

 

それと車ですが鳥って意外と車を警戒しません。少なくとも人間が生で外にいるよりはよっぽど警戒されません。

 

車から出たほうが鳥との距離も近くなるかもしれませんがやめておきましょう。もし車からは撮影しにくい位置にいたとしても車ごと撮影しやすい位置に移動しましょう。その方が写真が撮れる確率上がりますよ。

ISOよりもシャッタースピードを気にする

確かにISOを下げて撮影すればノイズによるざらつきも少ないしダイナミックレンジも広くてきれいな写真が撮れるでしょう。

 

しかしISOを下げることを優先してシャッタースピードや絞りなど失敗写真に直結する部分をおろそかにしていませんか?

 

野鳥写真ではISOは妥協できるところまで下げてシャッタースピードによる手振れを防いだり絞りを被写体の距離で使い分けてピント外しを防ぐことを優先するべきです。

 

修正できない部分で失敗するくらいなら画質なんて荒らしてしまったほうがマシです。多少がISOが高いくらいならRAW現像でなんとかなります。

道具にあれこれ悩みすぎない

有名探鳥地に行けば大きな三脚に大砲みたいなレンズを持ったおじさんに会うことも多いでしょう。そして彼らは機材大好きな人もいます。

 

その人たちの話に影響されてレンズはやっぱり大砲じゃないと、とかメーカーはやっぱりnikonだよね、とか考えることもあると思います。

 

ですがその考えは無駄です。機材の優劣は確かにありますが廉価機材がここまで進化した今、よっぽどの条件でなければ撮影できない写真なんてありません。

 

そんな話は話半分で聞いておきましょう。野鳥写真における優先順位は場所>鳥の知識>写真撮影の腕>機材です。一番関係ない部分で悩んでいては上達できません。

最後に

最後にですがマナーを守らないのは論外です。入ってはいけない場所に侵入して撮影する、撮影に邪魔な木や枝を折る、営巣している巣の近くで堂々と張り込む、動物にストロボ直射、付近の人に対して怒鳴るなどなど。

 

野鳥撮影だけでなくどんな撮影であってもマナー違反はしてはいけません。マナー違反しなければいい写真を撮れないのならそれはただの下手糞ですので腕を磨きましょう。

 

ルールやマナーを守らなければそれは趣味ではなくただの迷惑であるということを忘れてはいけません。こちらは撮影をさせてもらっているのですから。

 

以上で終わりたいと思います。野鳥撮影をしている人やこれから始めようと考えている人に少しでも参考にしてもらえたなら幸いです。